児童養護施設見学①


<児童養護施設>

皆さんはご存じでしょうか?

様々な事情から家庭での生活ができない

2~18歳までの子ども達が社会的養護の下で

生活を共にしている施設です。

 

平成24年、社会的養護専門委員会において

「児童養護施設等の小規模化及び家庭的養護の推進について」

が取りまとめられました。

徐々に児童養護施設の在り方が変わりつつあります。

 

ただ実際は小規模化を進めていく上で、そこで働く職員の確保・

人件費・施設の改築費など多くの課題があるようです。

 

しかし、思春期になってもプライベートがなく大所帯で過ごす子どもたち、

職員一人が担当する子どもの多さから親密な関わりが少なくなってしまう

現状で傷を負った子供たちの十分なケアと健やかな育ちは難しくなる

可能性もあります。

そして施設の暮らしは多様性に富んだ人間関係資本(人とのつながり・関係性)に

乏しくなってしまうことも挙げられます。

 

先日、子ども食堂の基盤を担うにじ食メンバーは近くの児童養護施設へ

見学に行きました。

 

そこで感じた事

私たちにじ食に出来ること

 

これから施設の職員の方々、にじ食スタッフと共に考え、にじ食の

大勢の人が集う楽しい食卓に子ども達を繋げていきたいと思っています。

何事も行動しなければ始まらない!!ですね☆

安田

 

以下は

にじ食運営スタッフ 湊佳江 の報告レポートです。

「養護園の見学」

先日、人生で初めて養護園の見学に行ってきた。

「本当にいってもいいのだろうか?」

「かえって迷惑なのではないのだろうか?」

と不安があった。

私たちは総勢9名。新築の建物入口の前に立つとドアは自動で開いた。

沢山の職員の方々が笑顔出迎えてくれた。

今年4月に完成した建物はとてもきれいだ。

2階の会議室に通され、質問も交えて約1時間ほど副園長先生の

話を聞かせていただいた。

にじ食スタッフはその言葉に時に驚き、時に涙した。

その後の施設見学で1番驚いたのは、建物の作りだ。

昔のイメージとは全く違い、小ユニット化された家が6件繋がって

いるという感じ。それぞれのユニットには玄関があり、中に入ると

居間とキッチン、奥には洗面台とお風呂がある。

更に見せてはいただけなかったが階段を上るとそれぞれの子ども達の

プライベートの部屋があるとのこと。

家の中は綺麗で居心地がよく、落ち着く感じがした。

まさしく一般的な家だ!!

隣のユニットへ遊びに行く時は、1度外へ出て、玄関ベルを鳴らして

中に招いてもらうそうだ。

同じ施設内とは言え、隣のユニットは別の家なのだ!!

 

”国の流れ”で小ユニット化は進められてきているようだが、実際に

生活してみると良い影響が多いようだ。

・「窓に鍵をかける」「お風呂のお湯を沸かす」など基本的な

生活習慣をまじかに見て実践することができる

・個室があることで自分の居場所ができ、睡眠状態も良くなり、

子どもたちの心が安定しやすい

・職員との距離も近くなり、より親近感をもってもらえる

何よりすごいと思ったのは、以前は子どもたちがこの場所を

「養護園」と言っていたのに対し、最近では「家」と言うように

なったということ。

自分の居場所と思える「我が家」があるという強みは、本当に大切だ!

 

児童養護施設②に続く…湊