始動!にじ色学習スペース


「こんにちは~」

 

16時半。

待ってましたとばかりに、中学生男子が集まってきました。

料理隊長の中3男子に「今日は寒いから鍋にしようよ」の私の提案で

「肉じゃが」から、「とり鍋」「ポテトサラダ」に変更。

学生たちと買い物に行くと、彼らの野菜とお肉を選ぶ目は真剣そのもの。

「なるべく経費をかけないようにね」

な~んて、大人の事情も伝えたりして(笑)

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台所に並ぶ4人の中学生の背中を見ながら、スタッフは談笑。

ある子が「学校が取材を受け、今日、放送なんだよ」と報告し、

学校がテレビに映し出されると、みんなでテレビ画面に見入って

あれやこれやと話に花が咲き、調理の手が止まる始末。

御飯を食べた後は「英語」「数学」「理科」などそれぞれに自習。

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そんな光景を見ながら

「この時間、この光景・・・。約1年前に<にじ食>が立ち上がった時に

想像できていただろうか」

ふっと、そんなことが頭をよぎりました。

 

沢山の方々の関わりの中で「にじ色こども食堂」は育まれてきました。

 

子ども達が多くかかわり、共に過ごす時間が長くなるほど

その子の背景が見えてきます。

 

地域に根づくほど、噂を耳にすることも多くなります。

私の事ももちろん(笑)、子ども達の事。

それはいい噂ばかりではありません。

 

ある講演会で質問を受けました。

「子ども達が多く集えば、いい子ばかりではないのでは?」

率直な質問だと思いました。

 

いい子ばかりじゃないかもしれない。

 

でもその判断はどこでするのか。

自分がその判断をできる人間なのか。

 

私はいつも自問します。

 

どんなによからぬ噂を聞こうとも、私達「にじ食」スタッフが

みているのは、外からラベリング(レッテルをはる)された子ではなく

「その子自身」です。

先入観を持たず、目の前で笑っている、目の前で子ども達と遊んでいる

目の前で美味しそうにご飯を食べる、目の前で私達と会話する、

目の前で料理を作る、「その子自身」を見ているのです。

 

もしかしたら噂通りに過ちを犯してしまうかもしれない。

 

その時に私達大人がみなければならないのは

犯した過ちではなく、その子の背景にある環境であり、状況であり

その子の心情なのではないかと思っています。

 

18時半、「にじ色学習スペース」に社会人サポーターさんが

会社帰りに立ち寄ってくれました。

 

少しだけこだわったとこ。

この場所は家族が揃うような少人数のアットホームな場所。

母子家庭世帯の男の子にとって、社会の厳しさの中で生きる男性社会人の

話を聴けることは少ないのではと思い、参加をお願いしていました。

 

鍋をつつきながら、親とするような、先輩とするような、友人とするような

会話が飛び交います。

 

先日、参加されたサポーターの方からのメールに

「スタッフを信用し、自宅より居心地よく感じているように思う」

との言葉がありました。

 

帰りの見送りの車の中で

「初めての試み、どうだった?続けてほしい?」との問いかけに

 

「うん。楽しかった。またやってほしい」との言葉。

 

子ども達の声を聴いていきたい。

子ども達の自分らしくいられる場所を作りたい。

 

にじ食スタッフは思っています。

ここにも小さな居場所が根付いていくことでしょう♬

 

<にじ色学習スペース&ディナー>

日時:毎月第1火曜16:30~21:00

場所:札幌市豊平区月寒東3条7丁目4-8

にじ色こども食堂事務局

参加者:中学生6名(要予約)

社会人男性サポーターさん・学習ボランティアさん、募集中!

 

次回は12月6日(火)です。

 

安田

この事業は子ども達からの参加費を頂いておりません。

どうか寄付等にご協力を頂ければと思います。

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